煮沸の方法

ビール醸造

煮沸の具体的な工程

1.火力を最大にし、麦汁を沸騰させる。麦汁が温まってきたらおたまなどで頻繁にかき混ぜる。これはトラブが熱源の上に落ちて焦げ付くのを防ぐために行う。
2.初期麦汁ホッピング(FWH)を行うのであれば沸騰した段階ですぐにホップを入れる。
3.麦汁を少しだけすくい、比重計で比重を測る。
この数値が煮沸前比重であり、醸造ソフトウェアで糖化効率(穀粒中のデンプンの何割が実際に糖化されたかを示す数値)が何%になるかを算出する際に行う。
4.麦汁の温度を測り続ける。95度以上になるとホットブレイクが起こり大量の泡が発生する。
沸騰した状態を保つ必要があるので、麦汁の表面を絶えずグラグラと泡立たせておく。
5.ビタリングホップを使う場合には沸騰している時間をタイマーで測る。
6.それぞれ決まったタイミングでホップを投入していく。
7.煮沸を終えたら速やかに加熱を止め、出来るだけ早くビールを冷やすことが大事。この段階をフレームアウトという。

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